釣り

釣船の選び方① 初心者が釣船を選ぶ時に見る3つのこと

 1日6~7時間釣りをして1万円前後かかる船釣りですが、船宿や船長の対応が悪かったり常連が大きい顔をしていて嫌な思いをしたことはありませんか?

 中学生くらいからお小遣いを握りしめて船釣りを続けて27年経ちますが、自分に合う船宿が見つかったのはつい最近です。ここでは様々な船宿を経験してきた中で何を見れば船宿の良し悪しを判断できるのかを書きたいと思います。

 もちろん人によって良い悪いの基準は異なりますので、こちらの情報を見て自分なりの船宿を見つけていくための参考となれば幸いです。

 

 釣船を探す場合、昔は釣り雑誌か新聞くらいしかありませんでしたが現在はホームページから釣果情報もすぐに入手することができます。単なる釣果情報だけだったりボヤきを含んだ日記形式になっていたりと様々な情報も併せて載っているので、どんな船宿かを判断するには最適です。

 釣り雑誌は今でもありますが、発行頻度が月に1~2回程度なので対象魚種が変わってしまったり釣果も「いい人で」とか「頭~枚」といった1ヶ月で「いい時」の情報しか載っていません。ただ一覧になっていていますので、1つの港あたりの船宿の数を数えることで港の規模などを把握したりするのには便利です。

 それではホームページから読み取れることを挙げていきましょう。

情報量・更新頻度を見る

 今のターゲットや日々の釣果をホームページで見ることができます。更新するのは当たり前のようですが、意外とできていない船宿が多いです。

 更新をしない理由は「船長(HP管理者)がズボラ」だったり、出船したけど「釣れていない」という事が多いようです。ただこの更新の有無が客数に相当な差が出ます。同じポイントで釣っているはずなのに満員の船とガラガラの船が存在する原因の一つだと思われます。

 安定して釣果が出ている場合や複数船を所有していて毎日出船していれば問題ないですが、予約してみたら釣り物が変わっていて焦るなんて事が起きたりもします。船宿によってはカレンダーに出船確定・予約状況や数日先までの予定を掲載していたりしますので、初めて行く船宿の場合はとてもありがたい情報になります。

言葉遣い・テキスト装飾を見る

 これは船長の人柄や船宿のスタイルを如実に表します。簡潔に釣果だけしか載せない場合もあれば、状況の詳細だったり船長のプライベートまで書いていたりします。情報提供=サービスが充実しているので、初めて行く人にはハードルが低くなるというメリットがあります。

 ただ中には下ネタやいかにもヤンキーチックな言葉遣い・色使いのホームページもありますので、その時点で肌に合わないと思ったら止めておくのが吉です。だいたいその感覚は当たっている事が多いです。

情報の質を見る

 情報の質はその船宿の「良心」を測る指標です。複数船宿が存在する港の場合に多いように見えるのですが、明らかに釣果を盛っているケースがあります。

 盛るのはもちろん「サイズ」「数」な訳ですがサイズは写真で見る人が見ればバレます。また、数についてはリリースサイズまで無理矢理キープさせて釣果にカウントして結果、死んだ小さい魚を港で捨てるなんてこともあるようです。資源保護の観点からすれば言語道断な行為ですが、情報戦に必死に勝とうとするのはどの世界でも共通ではないでしょうか。

 ただ、良心的な船宿があくまでスタンダードなので、そのような行為を行っている船宿はだいたい周りの船宿からの評判が悪い事が多いです。常連さんや船長と仲良くなったら情報を聞いてみるものいいと思います。

まとめ

 ホームページを各船宿が持つようになり、それぞれの個性や情報を詳細に出すことが可能になりましたが、情報の量や質によって船宿の実態が良く読み取れるようにもなりました。最終的には実際に乗ってみて評価するのが一番ですが、ホームページの中身を見て感じたイメージというのはけっこう当たっている事が多いです。

 朝起きて自宅に帰るまで貴重な時間を使って釣りにいく訳ですから、釣った魚の味だけでなく心も満たされる船宿を是非見つけてみて下さい。

ABOUT ME
NANCY
趣味が多いこだわりB型です。釣り・車・料理が好きですが、釣りはこの3つの趣味を網羅できるので今でも大好き。こだわりは食べて美味しい魚を釣ることで、美味しくない魚は一切釣りません。一般的に知られていない魚でも美味しい魚は沢山いるので、ここでいっぱい紹介したいと思います。