船釣りにおいて時に大きく釣果に影響してしまうのが釣り座です。前はミヨシ、後ろはトモと呼ばれますが、傾向としてはトモ⇒ミヨシ⇒胴の間という順に埋まっていきます。
釣り物によっては釣り座関係なく釣れる場合もありますが、だいたいは両端が有利になります。今回は船宿による釣り座確保の方法についてご紹介します。
先着順
一番シンプルな方式です。この方式は毎日ある程度客数が見込める船宿に多いです。東京や神奈川の船宿はほとんど先着順です。
先着順の良いところは予約の必要がないことですが、良い席を取るには早めに船宿へ着く必要があります。早めに行ったのに両端が埋まっていたりするとガッカリすることも多々あります。
先着順で怖いのは当日に行ってみたら満船になっていることです。特に土日祝日は要注意です。私は一度腰越漁港でどこに行っても満船で途方に暮れた事があります。それだけでもう1日が楽しくなくなりますね。
予約+先着順
千葉県はこの方式が多かったです。予約をして当日先着順で席を決める方式です。ただし、漁港によって席順の決め方にルールがあるので、そちらは守るようにしましょう。
1.船にクーラーを置いて釣り座を決める方式
朝港に着いたら船にクーラーや竿を置いて場所を確保する方式です。これは過去に船に乗る際落水した釣り人がいたこともあり、禁止している船宿があるので注意です。受付を船宿でせず、船上で集合をする場合に多い方式のようです。
2.船宿に掲示してある番号札を取って釣り座を決める方式
船宿に着いたらまず船の形をした掲示物に下がっている番号札を取って釣り座を確保する方式です。これを忘れてしまうといくら早く着いても良い席を取れません。大概船宿のホームページに乗船方法が載っていますので、事前に調べてから行くようにしましょう。
注意点としては複数釣り物がある場合、間違えて札を取らないことです。通常は掲示物の中央に釣り物が記載されていますが、これを間違えるとその日の釣りが台無しになります。
札の取り方としては両端を詰めて取るようにして下さい。最終的には均等に離れるように人が配置されますので、心配は無用です。間を開けた方がと思って番号を飛ばして札を取ったりすると間に入られてしまいます。
札は受付時に渡すか、乗船時に回収されます。くれぐれも持ったまま帰らないようにして下さい。
3.受付時に釣り座を選ぶ方式
受付時に釣り座を選ぶ方式です。こちらは受付が始まるのが遅い場合は行列ができたりします。金谷漁港のアジ釣りなどがこの方式で開店前の店の前には沢山の人が並びます。
予約時に席を指定
やや珍しい方式ですが存在します。千葉の保田漁港などはこの方式を採用しています。こちらは予約を早めにした者勝ちなので、早めに現地に着く必要は無くなります。ただし、早めの予約なので天気を選べないのが難点です。大荒れでも予約をしてしまっているので止めるのが難しくなります。
予約+当日くじ引き
こちらも珍しいですが、千葉の小湊漁港などが採用しています。朝釣り人で集まってくじ引きを行います。早めに来ても良い席が取れるとは限らないので究極の平等を好む人はいいかもしれません。
まとめ
船釣りにおいて様々な釣り座の決め方について記述しました。大きな船宿のホームページには必ず釣り座の決め方について記載がありますが、小さい船宿は書いていないことが多いです。書いていない場合は必ず電話で確認しましょう。