①のホームページでも触れたことですが、船長の人間性次第で楽しい釣りも台無しになります。余りにも評判が悪い場合はネットでも話題に上がりますが、余程悪くない限りはあまり表には出ません。
最近は釣り船を始めてから年数が経っていることもあり、客商売としての姿勢が変わってきたなと思います。特に大きな港では競争が激しく、乗船中のサポートや乗船後のサービスを充実させている船宿が多くなっています。
ただ小さい港では客商売というものが身についておらず、お客さんに対して対応が悪い船長が少なからずいます。では良くない船長ってどんなタイプがいるの?良い船長って何を指標にしたらいいの?となると思いますので私の経験をここに記したいと思います。
とにかくうるさい
私が今までで一番不快だったのが、とある千葉県外房の船宿でした。とにかく「コマセ撒け」「そんなんじゃ釣れない」「またトモ食わせたぞ」だのマイクを通して文句ばかり言ってました。
先代の船長だった時に良くしてもらった経験があり、数年ぶりに行ってみたら代が変わって最低の船宿になっていました。2代目になると客商売が板につくことが多いですが、これは珍しいケースでしたね。嫌々継がされたんでしょうか。
乗合船はどうしても見知らぬ人同士になるので和をもって釣りをしたいところ。そこに船長のボヤきが入っては静かに釣れないし、雰囲気が最悪になります。
初心者にアドバイスをしない
初心者は何も勝手がわからないので周りが助けてあげるのが良いのですが、船長も中乗りも何も言わないケースがあります。私が釣船初心者だった時にコマセカゴを上下逆に付けてしまったことがあるのですが、その船長は「コマセカゴ上下逆になってるよ。ハハハ」と言って誰に対して言ってるのかもわからない感じで笑ってました。後々に自分のことだと気がつきましたが、不愉快で仕方がなかったです。
そういう船宿は2度といかない訳ですが同じ漁港の釣船に乗って評判を聞いてみるとだいたい自分の印象の悪い船宿は周りの評判も悪いです。
常連を優遇する
客商売なので常連を大切にするのはわかりますが、初心者と平等に接しない船長は少なからず存在します。特に座席については早い時間から席が取られていて「おや?」と思うことが何回かありましたね。
そういう船宿は常連の質も悪い事が多いです。オマツリが多い釣りは特に要注意で、どうみても常連がオマツリの原因なのにこっちが怒られた事がありました。どんな業界でもそうですが、店の質と常連客の質が連動することが多いですね。
口が悪い(寡黙)
①と共通する部分ですが、ちょっと判断しがたいのが「口が悪い」事です。なぜかと言うと漁師上がりの船長が多いので、良い人なんだけど口が悪いという方がかなり存在します。最初は「ん?」と思うのですが、会話しているうちに悪い人ではないな・・・と思うようになる船長が結構います。
船長の口が悪いけど悪い人じゃない場合は常連さんの質が良い事が多いです。ただ嫌な人は嫌なのであまりリピート客がつかない事が多いので、空いてる釣船でゆったり釣りたい場合は相性が良いかもしれません。ちなみに私が良く行く船宿の船長もあまり客商売としてはそこまで対応は良くありません。電話で予約してもどっちが客なんだか良くわかりませんね(笑)ただ、常連も初心者も雰囲気良く釣りができる環境を作ってくれるので釣れなくてもなぜか満足です。
タチが悪いのが口も悪くて対応も悪い船長です。ただ小さい漁港だと悪い評判が死活問題に発展してしまいますので、そこまで酷いケースには遭遇していません。多いのが人気漁港で休日・祝日に出てくる2・3番手船長ですね。個人的には大きい港はある意味安心ですが、混む+いい席取れないであまり良い事が無いです。
まとめ
船長との相性は人によってそれぞれですが、やはり小言が多かったり不公平な船長は好まれません。度が過ぎると今はネットに評判が出てしまいますので逆に判断しやすいですが、それ以外の場合はとにかく行ってみるしかありません。
好漁場だったり、利便性の関係でどうしても選択肢が無い場合もありますが、高いお金と数時間を使っての釣りですので是非相性の良い船長を探して欲しいと思います。